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無利子カード販売=中央銀行が商店に危険警告

ニッケイ新聞 2008年4月4日付け

 クレジット・カードによる無利子の割賦販売が、激増していることで銀行が警戒している。二〇〇七年は
カード販売が全国で一億八千二百万レアルに達し、全体の五二%を占めていた。商店は売りつけ、債務不履行は銀行が責任を負う販売方式である。
 中央銀行の報告によれば、特に北部と北東部はカード割賦販売が八五%と増え、カード取得のための所得額を引き上げるよう銀行に通告した。また商店からも、カード販売の一部をリスク負担として徴収するようにした。
 長期無利子の割賦販売は、複利クレジット方式なので銀行としては高利で融資していることになる。この無利子割賦の融資残高は、全融資総額の半分になろうとしている。