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イクス社がブラジル視察=ステビア健康飲料の販売

ニッケイ新聞 2008年4月1日付け

 ステビア飲料の日本での販売権を持つイクス社(本社=東京都)の米倉伸祥社長(52、北海道出身)と中村崇取締役(48、東京都)が去る三月六日から約一週間来伯し、予言者のジュセリーノ・ノブレガ・ダ・スル氏と面談したほか、イグアスーの滝など各所を訪れた。
 九九年に設立された同社は、ステビアが健康に有用な点に着目し、群馬大学などにC型肝炎への効用などの研究を依頼するなど地道に開発販売を進めてきた。最近では土壌改良にも使われる例があり、米倉さんは「果物や野菜が甘くなると言われます」という。
 主な商品は健康食品ステビア・エキスで三百CC(一万円)。年商五億八千万円が販売のピークだった。現在は出版プロデュース業も行う。
 NYにも支店を持つ米倉さんは「ブラジルの方が人の温かみがある。大らかで食べものがうまい」と絶賛する。中村さんはイグアスーの滝を見た時の印象を「まるでゴジラの出現ですね」と表現し、「何度でも来たいです」と語った。