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 『文協農業関連交流会』の桂川富夫実行委員長によれば、ネリー・ゲラー農務大臣は「当初ロシア訪問のため参加できない」との返答だったそう。ところが開催2日前になって急きょ訪問中止が決定し、出席に変ったという。ごく珍しい現職大臣の参加で存在感を増した交流会に、早くもイビウナ市から開催地に立候補したいとの申し出が来ているとか。
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 岐阜県の「農業高校生海外実習派遣事業」で、7月末に来伯した高校生たち(同月31日付け既報)は、8月1日離伯して次なる目的地オランダへ向かったと岐阜県人会報8月号で詳報された。経験のために敢えて、当地では外食時につたないポ語を駆使して、通訳の手助けなしに自分たちでメニューを注文したとか。異国文化を肌で感じ、ちょっとぐらいは移民の苦労を実感できたかも? 他県の高校生研修団にも、ぜひ〃移民体験の日〃を!
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 愛知県在住のリカルド・タケシ・コダさん(28)が8月13日、同県南知多市の海岸で溺れかけた6歳の男児を救出し、市長から表彰された。日本のポ語サイト「Alternativa Online」が報じた。男児は救出時すでに呼吸がなかったが、リカルドさんによる心肺蘇生法で息を吹き返し、消防隊員も「彼が措置を取らなければ死んでいた」と語っていたとか。しかし男児の両親は、感謝はしたが表彰式は欠席で、ネット検索する限り、日本語の報道も見あたらない。外国人犯罪のニュースなら、こぞって報道したはずなのに…。せめて地元紙だけでも取り上げてほしいもの。