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ルーラ評価が58%=各論は厳しく総論は大目に

ニッケイ新聞 2008年3月29日付け

 CNI/Ibope調査会社は二十七日、ルーラ政権の評価が五八%と二〇〇二年の就任以来、最高記録に達したと発表した。調査は三月十九日、全国百四十一都市で行った。
 インフレは上半期に再来するが五一%、治安では五六%が不安を表明。高率金利では五三%が不満。重税を是正する税制改革を訴える者は八二%。国会で税制改革案を承認したが、何も変わらないが三二%。総論はよいが各論は厳しい。
 高い支持率は、富の再分配が効を奏したらしい。この支持率は、二〇一〇年まで続くと見られる。国民は汚職政権を批判しながら、経済的評価と混同しているらしい。ブラジルでは道徳論より経済論が、重視されるらしい。
 ルーラ大統領の政権評価とは対象に議会への評価は低い。六一%が議会を信用しないと言う。