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問題条例80%が違憲=ワースト州はサンパウロ州とSC州

ニッケイ新聞 2008年3月27日付け

 最高裁のグラシエ長官が、二〇〇七年に合憲性を審理した百二十七件の法令と規範は百三件、八〇・四%に違憲判決を下したことを明らかにした。
 違憲性の条例を持ち込んだチャンピオンは、州議。その中でも常軌を逸しているのが、サンパウロ州とサンタカタリナ州。違憲性の州条例を制定し最高裁から通告を受けたのが十四州、多い順にゴイアスとマラニョン、アラゴアス、セアラー、ミナス・ジェライス、マット・グロッソ、ペルナンブッコ、ピアウイ、北リオ・グランデ、南リオ・グランデ、アマゾナス、パラー、セルジッペ、トカンチンスなどである。
 連邦関係では議会や官僚、裁判所が草案した二十七規範のうち、十五規範は違憲であった。最も悪いのは裁判所、三規範の全部が不合格。数では上下両院、五〇%の違憲法令を承認した。法律知識が欠落しているのは州議、連邦議員は勉強をしている。