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「二十一世紀の森づくり」支援=「緑の会」=東京で=活動開始=緑の大使―歌手谷本知美さん=テーマソングを披露=10月、ブラジルでも

ニッケイ新聞 2008年3月27日付け

 【東京支社=藤崎康夫支社長】ブラジル・ニッポン移住者協会(小山昭朗会長)主催の「二十一世紀の森づくり・伯日友情の森つくり」に賛同し、その活動に参加しようと、本年一月二十一日、熊本県で発足した「日本緑の会」(清田和之会長)は、全国にその輪を広げる第一歩として、緑の大使として活動する歌手谷本知美さんの「緑の会」テーマソング「緑の風よ あなたに届け」の発表会を十八日、東京・京橋の「うすぼけ」で開いた。
 発表会には、この緑化運動に賛同し、支援する団体の人々、七十人が集まった。
 清田会長は、「熊本も昨年は暑かった。地球環境問題に真剣に取り組まなければならないと考えていたとき、ニッケイ新聞社の高木ラウル社長にブラジルの『二十一世紀の森づくり』の話を聞いた。日伯移民百周年であり、また今後、長い友好を続けるため、是非、参加したいと思い『日本緑の会』を結成し、緑のキャンペーンをスタートさせた。これは全国的な運動である」と、その趣旨を説明。会場からは、大きな拍手が沸いた。
 すでにアフリカで植樹活動をしている人もいた。
 谷本さんの新曲「緑の風よ あなたに届け」は、作詞佐久間由美氏で、ブラジルに移民する人を見送った体験をもとに、この詞をつくった、といわれる。作曲は桜田正行氏で、レコーディングに先立っての披露となった
 元NHK歌番組担当者である井上奨氏の司会で、会はいっそう盛り上がった。
 またこの日、ブラジルから届いた、緑の大使の認証書が、清田会長から谷本さんに手渡された。また、同曲は「日本ウォーキング協会」のテーマソングにも選ばれる予定だ。
 谷本知美さんは、十月のブラジル公演で、もちろんこの曲を披露。なお十一月二十四日、東京・有楽町の読売ホールで「谷本知美ビッグコンサート」が開催されるという。
 緑の会は、新たなメンバーを加え、発起人会をつくり、全国組織に発展させることとなった。
 緑の風が、日本全国に吹き、そしてブラジルにも吹く日も近いだろう。