ニッケイ新聞 2008年3月27日付け
ブラジル金光教リオデジャネイロ教会(大石多佳子教会長)が今年四月に開所一周年を迎え、四月六日に記念式典が行なわれる。
ブラジルでの金光教の歩みは一九六四年、ノロエステ線ビリグイに最初の教会が開設されたのが始まり。その後初代の教会長が亡くなり、活動休止の状態だったが、七七年に末永建郎さん(金光教ブラジル教会連合会長、ビリグイ教会長)が再開し現在に至る。
リオ教会は、ビリグイ教会開設を新聞で知って以来関わりのあった大石教会長が日本で研修し、昨年四月に開設。このたび一周年を迎えた。
ブラジル金光教は現在、ビリグイはじめサンパウロ州五カ所(サンパウロ市ビラ・マリアーナ、ブタンタン、モジ市、ジュキチーバ市)、パラナ州(クリチーバ)、ロンドニア州(アリケーメス)、そしてリオの八教会が活動している。信徒数は約六百家族。サンパウロ州インダイアトゥーバ、パラナ州サンジョゼ・ドス・ピニャイスでも教会開設を準備している。
この三十一年で、布教拠点は三十カ所以上に増えた。「無理をするのでなく、自然の中で一つ一つ生まれてきた。ありがたいことです」、と末永さんはその歩みを振り返り、「これからも一歩一歩積み重ねていきたい」と語った。
リオ教会一周年式典は四月六日午前十時から同教会(Rua Fernando Santa Cruz,501,Condominio Maramar,Recreio dos Bandeirantes)で開催。式典ほか、講話、懇談会なども行なわれる。問い合わせは同教会(21・3411・1073)。