ニッケイ新聞 2008年3月20日付け
二期続いて選挙で争われるかと思われた県連会長選挙。宮城県人会会長の中沢宏一氏がシャッパを組めなかったために、沖縄県人会会長の与儀昭雄氏を会長とする単一シャッパで落ち着いた。
単一のために争いが避けられた感じだが、シャッパの中心が九州地方の県人会になっているところが気になる。
前回の選挙では、敗戦の影響もあり、執行部と参加者が県連のために一致団結しようとの行動があまり見られなかった気がする。現在の状況で行けば、〃西高東低〃型の執行部ができあがる。前回の二の舞になる可能性も否定できない。
県連の定款にも「会員の相互親睦と発展を図る」と記載されているのだから、親睦団体を忘れないでほしい。初の二世会長になる与儀氏の手腕が気になるところだが、全県人会力を合わせてよりよい県連を築いてもらいたい。 (貴)