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若い編集=スタッフ=ブラジル情報誌を創刊=東京で、無料、一般向け=『ヘヴィスタ・マイス・ブラジル』=今年末に月刊へ

ニッケイ新聞 2008年3月19日付け

 「ブラジルの空気を吸いにきました」――。今年一月、日本で創刊した日本人のための無料ブラジル情報誌、「ヘヴィスタ・マイス・ブラジル」で、編集部員として働く藤田悠貴さん(30・東京都在住)が今月二日に来伯。十六日に帰国するまで、観光ほか写真などを取りためた。
 今回は三度目の来伯だった。本場のサンバを見ようと、七年前に初めてブラジルに訪れて以来のブラキチ。「ブラジル人の明るさ、海のきれいさ、音楽もいい。日系社会にも興味を持つようになりました」。
 同誌はブラジルの経済、観光、音楽、映画、美術、サンバ、ファッション、スポーツ、ポ語、書籍など、ブラジルに関連する幅広い情報をわかりやすく紹介している。全ページカラー仕立てだ。
 「これまで音楽やファッションなど個別のテーマでブラジルを紹介する雑誌はありましたが、一般向け総合誌はこれが初めてでは」と藤田さん。
 今月発行した第二号では、サンパウロ市リベルダーデ区の鳥居を表紙に、今年の日本ブラジル交流年を特集。また、ニューヨークの同時多発テロやイラク戦争などを預言したとして、日伯両国でにわかに注目を浴びているジュセリーノ・ダ・ルース氏のインタビュー記事も掲載している。
 編集スタッフは二十代から三十代の日本人、四人。二人はブラジルでの滞在歴があり、ポ語も話す。それぞれが別の仕事を持ちながら、取材活動や編集をしているそう。
 現在、隔月の発行ペースだが、今年末をめどに毎月発行していく計画。部数は一万部。全国のブラジル系ショップ各店で配布しており、創刊号はすぐになくなった。評判は上々のようだ。
 「ブラキチの人だけでなく、ブラジルに少し興味を持っている人、興味を持ち始めた人に楽しく読んでもらえるような内容を心がけています」。
 ブラジルでは配布していないが、ホームページ(www.revistamaisbrasil.com)で、すべての記事と広告を読むことができる。