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ニッケイ新聞 2008年3月15日付け

 来伯取材中の西日本新聞の内門博記者が、福岡県出身の移住者・北郷平八郎さんを探している。福岡や長崎の中小炭鉱で働いたあと離職し、六〇年十一月四日着伯のぶらじる丸で移住した。バストス移住地などに住んでいたという。年齢は七十代半ば。消息を知っている方は内門記者の携帯電話(0021・81・90・8912・0817=国際通話)まで。日本の携帯電話の番号だが、ブラジルでも使える。
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 総領事館の領事手数料が四月から改定されるが、為替を反映してか、年々値下がりが続いている。十年用一般旅券の発給手数料を例にとると、〇六年に三百四十だったのが、翌年には三百、今年はついに二百五十レアルまで低下した。〃下落率〃は実に二五%以上。「昔は毎年上がっていたように思うが」とは、ある戦後移住者の話。
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 十二日にサンパウロ市SESCピニェイロスであった劇団『1980』の公演「ええじゃないか」。サンパウロは二日間の公演だけに、空席もあった。開演後、最前列の席を陣取ったのは、後援団体である百周年協会の広報担当の女性二人。この無神経さとわきまえのなさには吃驚した。広報であるからには、公演中も会場入り口などで来場者の対応するべきだろう。同協会にとっては、そんなことなど、「ええじゃないか―」なのかも知れないが。