ニッケイ新聞 2008年3月13日付け
【ポルトアレグレ】南日伯援護協会によれば、現在、リオ・グランデ・ド・スル州の在留邦人は千百九十四人である。これは〇七年十一月の調査による数字。
日系人(二世、三世)は二千十二人、うち日本で就労中が四百三十二人と判った。数字は一〇〇%正確とはいえないが、これに近いとしている。
日本への出稼ぎは、当初、短期間の現象と思われていたが、いまでは定住の様相である。四百人以上の日本就労者の年齢的な層は十八歳以上、四十五歳までのいわば働き盛り。この傾向は今後も続くとみられている。
援協の会報の編集者は「出稼ぎ現象により、コロニアにはさまざまな点で、良いにつけ悪いにつけ、影響が出ている。大望を抱いて移民してきた一世にとって、誰がこうした事態を予想しただろうか。考えさせられるこのごろだ」と述べている。