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農産品を展示しませんか?=JATAK=「伯で活躍する日系農業者」=百周年記念し、東京で開催=出品締め切りは今月末

ニッケイ新聞 2008年3月12日付け

 「地元の特産品を日本で展示しませんか」――。全国拓殖農業協同組合連合会(大久保鉄夫代表理事会長、JATAK)は移民百周年を記念し、東京都の農水省で六月三十日から五日間、展示企画「ブラジルで活躍する日系農業者」を開催するにあたり、ブラジル国内で生産される特産品や農産加工品の出品を呼びかけている。十一日に来社した田中規子・JATAKグアタパラセンター情報部研究員は、「ブラジル農業を間近に感じてもらういい機会。日伯アグリビジネス交流にも繋がるのでは」と話している。
 同企画は、ブラジルの日系農業者の歴史や活動、ブラジルの自然環境・経済環境などを紹介しながら、ビデオやパネルで生産物や加工品を紹介、見本として現物を展示するもので、東京都の農林水産省内「消費者の部屋」で六月三十日から七月四日までの五日間、開催される。
 来場者は、省内、近隣市町村役場、消費者団体、マスコミ関係者など約二千五百人の来場が見込まれている。
 大久保会長は、「ブラジルにおける日系農業者の活動状況を日本側に理解してもらい、両国農業者の実りある交流に繋げたい」と同企画への期待を寄せている。
 出品する展示品に関し、ブラジル側での取りまとめを担当する田中研究員によれば、「試食や販売するわけではなく、あくまで見本」と強調、候補として有機コーヒーやジャム、ドライフルーツ、綿などが挙げられるという。基本的に果物など生ものは郵送できないので注意が必要だ。
 締め切りは今月三十一日まで。希望者は農協名、展示農産物(または加工品名)、商品の特徴などを明記し、(tanaka@iptdajatak.com.br)まで、申し込むこと。なお、日本までの郵送費は自己負担となる。
 詳しくはJATAKグアタパラセンター(電話=16・3973・1006)まで。