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福岡県=フロンティアプログラム=青少年5人が来伯交流

ニッケイ新聞 2008年3月12日付け

 福岡県内の青少年を福岡県人が移住した地域に送り、交流することを目的とした「二〇〇七年度青少年フロンティアプログラム」が六日からブラジル内で行われている。
 同プログラムは福岡県国際交流センターが企画し、ブラジル福岡県人会が受け入れ。昨年のシアトルに続き、今年は初めてブラジルに派遣された。
 今回来伯したのは、小林綾香さん(19)、長野奨さん(21)、中山真理子さん(18)、三浦悠乃さん(21)、吉川友幾さん(18)ら五人の参加者と、国際部企画交流課課長代理の緒方有希さん。
 ボランティアなどでケニアを訪れたことのある三浦さんは「移民について知識がなくて、調べてみると福岡からも多くの人が行っていることが分かった。直接色々な人と話ができれば」と希望を表す。
 ブラジル人留学生からポルトガル語を習っているという中山さんは、「ポルトガル語を教えてもらっているうちに、移民に対して興味が出てきた。ブラジルの文化や、百周年で日本人に対しての印象がどう変わったかを知りたい」と動機を語った。
 一行は十七日まで滞在、福岡県人会員宅にホームステイをしながら、サンパウロ市のほか、モジ、ベルチオーガ、カンピーナスなどを訪れ、交流する予定。