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幹細胞審理は中断=慎重を期するため30日後再開

ニッケイ新聞 2008年3月7日付け

 ブラジル中の難病患者が見守る幹細胞の医療研究審理で最高裁は五日、ジレイト判事が同件をもっとよく検討する必要があるとして審理の中断を求め、同法廷を閉廷した。五日の段階では十一人の最高裁判事のうち三人が、研究支持の賛成票を投じた。さらに三人が、賛成の意向らしい。
 幹細胞の医療研究は連邦令に反するとする元検事総長フォンテレス氏の訴状が五日、五時間にわたって再審理された。ジレイト判事は外国の判例も調べ、三十日以内に結論を出すと約束した。五日は幹細胞是非の判決予定であったが、先延べしたことでグラシエ裁判長は遺憾とした。