ニッケイ新聞 2008年3月6日付け
大好評だったオペラ季節館の「歌の華祭」。一千人以上が入場して、文協大講堂を埋め尽くした。聴衆は懐かしの歌に耳を傾けていた。
「感動した」「涙が止まらなかった」と感極まった様子で感想を語り、公演終了後には出演者と聴衆が一緒になって涙し、感動している姿に心が打たれた。
「歌の華祭」は日本でも公演が行われていて、高齢者に人気が高いのだとか。懐かしの歌が流れるたびに、聴衆が口ずさみ、舞台で一緒に歌おう、と呼びかけると、多くの人が舞台に上がる人気ぶり、と出演者は教えてくれた。
日本から来伯して、一世のお年寄りに、高齢者の人たちに見せてあげたい、と意気込みを語る人は多くいる。会場が一杯になり、聴衆が満足し、出演者と一緒になって喜び合う姿をみるだけで、公演は成功だったと感じる。 (貴)