ニッケイ新聞 2008年3月5日付け
宮城の中沢宏一会長が出した、松尾治県連会長への公開討論要請文書。四日現在、実際に行なわれるかどうかは決まっていない。他の執行部役員も、松尾会長の判断を待っている状況のようだ。当の松尾氏はニッケイ新聞の取材に対し、「どのような形で話をすればいいか検討しているところ」と述べ、〃公開〃にこだわらない姿勢も見せている。いずれの形にせよ「泥仕合」にならないよう願いたいところ。
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二日に開かれた千葉県人会定期総会。原島義弘会長は冒頭のあいさつで、今月二十七日の県連役員改選に触れ、現執行部側と中沢・宮城会長側の両派からシャッパ入りの要請を受けたことを明かした。そのうえで「県人会の仕事で手がいっぱいと話して両方とも断った」と説明。「今の県連は二世と一世の軋轢(あつれき)に見える。仲良くうまくやらないと」と話していた。
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三重県津市で四日午後、ブラジル人女性が市内スーパーで万引きを働き、警備員に見つかって車で逃げようとした一人が買物に来ていた七十代男性を轢いてしまう事件があった。男性は病院へ運ばれたが死亡。スーパーから七キロ離れた公園で逮捕された女性は、万引きは認めたが、轢いたことについては「知らない」と答えているという。もう一人の女性は駐車場で取り押さえられた。万引きしたのは、米や水など一万四千円相当の食料品だったという。