ニッケイ新聞 2008年3月5日付け
宮城県から地元の食品製造・輸出企業を中心とした経済視察グループが来伯している。持ってきたサンプル品で「ミニ物産展」を開くというので、県人会館を訪ねた。
三陸の海産物加工品、地酒など、紹介された品はどれも好評。聞けば、将来的にはブラジルでの現地生産まで視野にいれているそうだ。
ブラジルと各都道府県の関係、そこで在伯県人会が果たす役割を考える上でも、新しい試みだと思う。各県で同様の取り組みが始まれば、文化・人的面に経済面を加えたより活発な交流が生まれてくるのではないか。政府機関の協力が得られれば、なお良いはず。
会場で東北の某県人会長が「北海道・東北ブロックが合同でやってみては」と話していた。六月の百周年式典、七月の日本祭など、各県から多数が来伯するこの機会に「日本物産展」が実現したら面白い。(ま)