ニッケイ新聞 2008年3月1日付け
マリンガからデカセギで訪日していたワタナベ・ダ・シルバ夫妻が二月四日に帰伯した。目的は、心臓移植が必要な息子フェリペ君の手術のため。日本では十六歳未満からの臓器提供が認められておらず、ブラジルで提供者が現れるのを待つ事になった。二月二十九日付けエスタード紙によれば、帰伯から二十三日後に、サンパウロ州内で亡くなった同じ二歳の子供からの心臓移植手術が行なわれ、無事終了。この子供からはさらに、腎臓、肝臓がそれぞれ三人の患者に移植され、全部で四人の子供の命を救ったという。
◎
第二十九回県連ふるさと巡りが大人気の状態だそうだ。県連代表者会での報告では、二月二十八日現在で九十人ほどが参加を申し込み。さらに増える見通しということで、県連側は急きょバス三台の百二十人まで募集することを決定、申し込みを受け付けている。バス三台というのはめったにないこと。いつも以上ににぎやかな旅になりそうだ。