ニッケイ新聞 2008年2月29日付け
環境整備株式会社(本社=栃木県宇都宮市)の松本典文代表取締役が二十五日に来伯した。西林万寿夫在サンパウロ総領事や松尾治百周年執行委員長と面談し、六月の福田富一栃木県知事の来聖に関する打ち合わせなどを行っており、二十八日に来社した。
六月二十一日のサンパウロの百周年記念式典、同二十二日の栃木県人会創立五十周年式典出席のために、福田知事をはじめ、三十~四十人規模の県民代表団が訪れる予定になっている。
今回の来伯中、坂本アウグスト進県人会長は松本氏と面談し、その橋渡しによって直接に福田知事と電話することができ、来伯の確約がとれた。
同社の社員は三千人近く、うち五十人ていどが日系ブラジル人。松本氏は「あと五十人ぐらい増やしたい」と語り、その交渉も兼ねて来聖している。
松本氏は日本全体で百万人ちかい雇用者を抱える業界団体、社団法人全国ビルメンテナンス協会の副会長も務める。長年にわたる業界発展への貢献が認められ、昨春に藍綬褒章を受章。その祝う会の発起人には渡辺喜美内閣府特命担当大臣(金融担当)など蒼々たる名士が名を連ねた。
松本氏の父親が、〃ブラキチ〃で知られた故渡辺美智雄外務大臣の後援会総連合会の会長だった関係もあり、その息子である渡辺大臣の後援会最高幹部も務めている。
仕事の関係で二十回も来伯している。二十九日の便で、帰路に就く予定。