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空前の税収増記録=CPMF抜きでも目標達成

ニッケイ新聞 2008年2月28日付け

 国税庁は二十六日、小切手税(CPMF)が廃止されたに関わらず税収が一月六百二十二億レアルに達し、ブラジル経済の好調振りを見せたと発表した。この金額は、インフレ率を差し引き昨年同月比で二〇・〇二%増となる。
 小切手税の徴収は、昨年十二月三十一日で終了した。一方では金融税(IOF)が、四億レアルと昨年同月比で八九・三%増の思わぬ成長振りを見せた。
 野党がいっていた政府経費の調達に小切手税は不要論が、証明されそうだ。野党は、小切手税の廃止に伴う代替税の設置にも反対した。経済好調下、税収で財政を賄えると見ている。
 一月の税収増は、一時的現象といえそうだ。まず法人税(IRPJ)が五一%増税、CSLLが四四・七%増税した。二月から年末まで、この調子で税収増を期待できないと国税庁はいう。