ニッケイ新聞 2008年2月26日付け
英国政府は二十三日、同国出入国管理局で入国を拒否された外国人のうち、ブラジル人がもっとも多いことを明かにした。
二〇〇四年に入国を差し止められた外国人三万一千九百三十人のうち、ブラジル人は一六・二%の五千百八十人。二〇〇五年は三万二千二百七十五人のうち一六・一%の五千百九十五人。二〇〇六年は三万四千四百三十五人のうち、一四・五%とブラジル人が二位を倍以上離している。
在英ブラジル大使館は、ブラジル人は旅行者の場合英国への入国ビザが不要なため、差し止めが多いと見ている。ブラジル人の学生や旅行者が過去、英国へ入国し不法滞在で留まった例が多いための措置という。
イタマラティーも報復措置を検討しているが、英国における不法滞在ブラジル人の数は増えている。殆どの不法滞在者は経済的に貧しく、風紀店へ容易に走ると見られている。