ニッケイ新聞 2008年2月23日付け
ブラジル銀行は銀行業務グローバル化のため米国で海外送金を専門とする銀行と外国為替を兼ねた五店を二十一日、開設と発表した。同様の店をラテン・アメリカやEUのブラジル人集団都市全てに近日、開店する予定だ。すでに日本とポルトガルでは、送金業務を実施している。
外国銀行は、早くからブラジルで送金業務に専念していたのにブラジルの銀行は金融業界で晩生であった。次に進出国候補にあるのは、二十万人のブラジル人が居住するパラグアイと一万七千人のボリビア。
EUでは多くのブラジル人集団地が、イタリアや英国、スペインにあり進出計画中。ブラジル集団地では自動車や不動産ローンも受け付ける。計画は二年前からあったのに、米国のクレジット・アレルギーで後手になっていた。