ニッケイ新聞 2008年2月23日付け
リオ市で行われた日本移民百周年のキックオフレセプション。ブラジリアやサンパウロ市、サンパウロ州で行われたキックオフレセプションと比べても規模が小さめだったように思えるが、確実でしっかりしたもののように感じられた。サンパウロ市とは違うのが、商議所の協調具合だ。サンパウロ市はほとんど距離を置いているが、リオは日本との橋渡しやコーディネートを中心に行なった。みんなが一緒に百周年を祝う気持ちがあるだけに、全員で行っているから今後が楽しみだ。
◎
百周年で記念モニュメントを建設するアルジャのニッポン・カントリークラブ。栢野定雄会長によれば現在の会員数は約五千家族。非日系の配偶者を持つ家族も含め、今も会員の大半が日系人だという。単独の団体としてはブラジル最大の日系団体のひとつだろう。再来年には創立五十周年を迎える同クラブだが、歴代会長は初代の山本勝造氏(サドキン電球工業創設者)と、現会長の栢野氏の二人だけなのだとか。
◎
デンソーとブラジル代表の友好ソフトボール親善試合では、染谷美佳選手、染谷レジーナ・チエ選手の姉妹対決が球場を沸かせた。次女の染谷由紀選手も昨年までデンソーに所属していたが、滋賀県にある日本精工に移ってしまった、とのこと。あと一年所属していたら三人姉妹の対決が実現したのだが。