ニッケイ新聞 2008年2月19日付け
【ブラジリア支局】昨年二月に旅行中の不慮の事故で死去した中山遥ブラジリア大学教授に対する外務大臣表彰伝達式が、八日、ブラジリア日本大使公邸で行われた。
多数の日本語教育関係者参列のもと、島内憲大使より故中山教授への表彰状および記念品が遺族に贈られた。
中山氏は、ブラジリア大学翻訳学部日本語コース教授として、同大学をブラジルにおける日本語教育のメッカと言われるまでに育て上げた功労者であり、大学外の日本語教育活動にも尽力し、生け花、墨絵、書道、俳句など広い趣味を持った高潔な人格者であった。
昨年二月十三日、旅行中にマットグロッソ・ド・スル州トレス・ラゴアス近郊で交通事故のため六十一歳で亡くなった。