ニッケイ新聞 2008年2月13日付け
サンパウロ市交通技術公社(CET)は新たなバス専用車線を設置するため十二日、大通り五カ所で試運転を行うと発表した。五カ所はセルソ・ガルシア大通りとクレーリア街、クルゼイロ・ド・スール大通り、テオトニオ・ヴィレイラ大通り、ロベルト・ケネディ大通りなどである。
試運転は、午前六時から八時と午後五時から八時のラッシュアワーに行う。専用車線には、コーンを並べるだけのバーチャル車線で専用の停留所もない簡単で超低経費の車線である。
サンパウロ市には他にも多数の専用車線計画があったが、緊縮財政のため中断した。しかし、ファリア・リーマ大通りやブラス・レーメ大通り、スマレー大通り、ベリーニ大通り、セルソ・ガルシア大通りには、一億三千万レアルを投じて本格的な洒落たバス専用車線を設置する計画がある。