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サンパウロ市長の公約守れず=プレハブ校舎は残ったまま

ニッケイ新聞 2008年2月12日付け

 授業再開までに市立校舎の改修、改築は終了と公約していたカサビ市長だが、十一日の授業再開時にはプレハブ校舎で授業を受ける生徒が約二五〇人と八日のエスタード紙が報じた。
 市の担当者によれば、工事のための入札が遅れたためで、上半期中に間違いなく完成とのこと。二〇〇五年には六七二〇人が一九二のプレハブ教室で授業を受けていたのに比べれば大幅改善といえるが、市内東部と南部の学校で七つのプレハブ教室が使用される。
 七日付け本紙でも報じたように、市立校では、昨年の学力テストの結果にあわせた補強カリキュラムも導入される。
 八日のアゴーラ紙によれば、市立校生への制服支給も三月末までずれ込む予想。また、サンパウロ州立校の改修工事はもっと遅れており、雨漏りのする校舎もありと報じられた。