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東西南北

ニッケイ新聞 2008年2月9日付け

 サンパウロ市の託児所や学校、貧困者収容所などの給食用の米がコクゾウムシにやられ、市役所が対策に追われている。ヴィラ・マリアにある倉庫に保管してあった一二〇トンの米が被害にあっており、先週も一部を駆除対策にまわしたが、処理できない米がまだ山積み。卵や幼虫の駆除は容易ではなく、市の担当者は、マイナス一九度の低温に七日間以上置いておく必要があるという。
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 リオ市のカーニバルの優勝チーム、ベイジャ・フロールの祝勝会は二万人が集まったといわれるが、喜びに沸く会は、銃声によって幕を閉じたと伯字紙。六日午後十一時ごろ起きた喧嘩で何者かが発砲。四人が怪我をし、足などを負傷した三人は病院に運ばれた。残り一人は擦過傷で特別な手当は不要だった。
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 七日朝七時ごろ、サンパウロ州のアンニャングエラ道でサンパウロ市に向かっていたトラックが路肩に乗り上げ横転した。犬や猫のえさ(ラッソン)を満載していたトラックはバランスを崩して耐えられなかったようだが、路面に散らばったえさの処理に手間取り、車の通行が完全に開放されたのは十時十五分。幸い、事故現場の手前でロドアネル(環状線)に入ってからバンデイランティス道に入るよう指示が出されたため、付近の渋滞は二キロ程度で済んだ。
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 サンパウロ市で七日から始まった地下鉄のアルト・ド・イピランガ駅と電車(CPTM)のタマンドゥアテイ駅を結ぶ無料バスの運行が利用者を喜ばせている。地下鉄と電車の利用者向けのサービスは月曜から金曜日の六時から九時半までと、十六時半から二十時まで。このバスを利用するためには、駅に設置された機械で番号札を取る必要がある。