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幼児の死亡率が減少=ブラジルはランク113位に=ユニセフが年次報告

ニッケイ新聞 2008年1月25日付け

 ブラジルの幼児の生育と生活環境が改善されたと、国連のユニセフが二十三日、発表した。二〇〇七年度「世界幼児白書」で明らかにされたもので、幼児の死亡率減少が実証された。
 これにより調査の対象となった百九十四カ国の中で、ブラジルは一年間でランクを二七ポイント上げて十三位となった。しかしながらアラゴアス州での幼児死亡確率はサンパウロ州やサンタカタリナ州のそれよりも三倍の可能性が高いことも報告されており、地域格差が存在していることも認識された。
 一九九〇年から二〇〇六年までに五歳以下の幼少年の死亡率が四六・九%減少した。過去五年間に二万人の幼児が基本的なかつ簡潔な医療保護のもとに死亡を免れた。これらは北東伯や北伯などの貧困地区に集中している。
 世界の百九十四カ国によるランキングで幼児の死亡率が高いトップは、セーラレオアの二百七十人。次いでアンゴラの二百六十人となっている。
 それ以下中南米を見ると、六十位がギィアナ六十二人。六十一位がボリビア六十一人。七十四位がスリナム三十九人。九十七位がペルー二十五人。百一位がエクアドル二十四人。百八位がパラグアイ二十二人。百十位がコロンビアとベネズエラともに二十一人。そして百十三位ブラジルの二十人である。