ニッケイ新聞 2008年1月23日付け
カーニバルが近づいているが、レシフェ市で二十日夜、サンバの隊列を先導する楽団を乗せた車が坂道でブレーキが利かなくなるというアクシデント。百メートルほど走った後、壁にぶち当たって止まるまでの間にはねられた人は八人。女性二人は手術を要するケガで入院するなど、階上は大混乱。消防署の許可もとってなかったという楽団。怒った人々は車に投石。運転手はリンチを恐れてその場で逃げ出した。楽団メンバーにけがはなかった。
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国会は休会中だが、二十一日、大統領が二月一日から国道沿いでアルコール濃度〇・五度以上の酒類を販売することを禁ずる暫定令にサイン。違反した場合、初回は一五〇〇レアルの罰金。再犯者には罰金は二倍となり、国道から店までの道は二年間閉鎖される。監視責任者は道路警察。酒類販売禁止の広告を出すことも義務づけられ、広告を出していない所は三〇〇レアルの罰金とも。飲酒運転で民家の屋上に落ちた乗用車の写真も同時掲載で目をひいた。
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二十一日から、長距離トラックの運転手は一日八時間、週四四時間しか働いてはならないとの法の効力発揮。居眠り運転防止のためだが、基準に合わないトラックを使っている企業は運転手一人につき一〇〇〇レアルの罰金と。レージス・ビッテンコウテで二十一日未明に起きたたまねぎを満載したトラックの事故も居眠りと見られている。
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二十日にジュンジアイ市のショッピングセンターで買物客を脅して薬を買わせた青年は、他の場所に移動しようとして被害者に抱きつかれ、警備員に捕まった。ガンの母に薬を買ってやりたくて犯した犯罪。写真を手に泣く母、哀れ。