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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2008年1月16日付け

 日本で先週、日伯交流年のオープニングレセプションが開かれたのに続き、ブラジルでも今週、サンパウロ、ブラジリアで相次いで百周年の開幕セレモニーが行われる。
 外務副大臣も来伯することだし、華やかな催しになると想像される。が、一般の人の中には、「ピンとこない」という人もいるかもしれない。
 百周年を機に様々なイベントが企画されている。日本からも多くの関係者が来伯する。でもその中に、百五十万とは言わなくても、一般の日系人、さらには非日系のブラジル人も参加して共に祝える催しはどれだけあるだろうか、とも思う。
 例えばパラナで、式典会場にかけるアーチを日伯両国の子供たちが作った風車で飾るといったアイデア。一例だが、残りの期間にこうした〃全員参加〃の気運がどれだけ生まれてくるだろうか、日系社会側の取り組みも問われている。 (ま)