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海岸線で絶えぬ強盗=行楽客がまたも被害に

ニッケイ新聞 2008年1月15日付け

 行楽シーズンでサンパウロ州海岸地帯の治安が悪化する中、カラグアタツーバ市でサンパウロ市からの行楽客が、強盗らに殺害される事件が発生した。事件が起きたのは十二日午後八時ごろ、被害者は隣近所の人々とシュラスコ(バーベキュー)を楽しんでいたところだ。
 そこへ二人組が侵入、鉄棒で集まった客らを襲い別室へ隔離した。被害者はスキを見て鉄棒を取り押さえ、一時は犯人の身柄を拘束した。そこへ第三番目の犯人が現れ、被害者に銃弾を浴びせ殺害した。他に被害者とともに犯人を取り押さえた事業家も、凶弾四発を浴びて重傷を負った。
 近所の住人の話によると、この近辺では一日四件以上の被害届が出ており、強盗らはサンパウロ市から行楽客が集団でパーティなどを開きにくるのを狙う。行楽客は通常、四百レアル以上の現金をポケットに入れているので容易に盗めるという。