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世銀発表=食料インフレはエネ危機が原因
ニッケイ新聞 2008年1月10日付け
九〇年代の食料インフレと質は異なるが、今回の食料インフレは三年以上続くと世銀(IBRD)が八日、発表した。今回の食料インフレは、原因がエネルギー危機にあるという。エネ国際価格が続騰するかぎり食料の値下がりは、期待できないと見ている。
短期的に見てエネ価格も食料価格も下降は望めないから、消費者を甘やかさないよう世銀が警告した。国際食糧農業機関(FAO)も食料価格の高騰が、特に途上国で社会不安につながるという。世界各国が食糧輸出を制限し始めたことも、食糧危機の兆候をうかがわせているようだ。