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カーニバル商戦始まる=開催早く売上低調を憂慮

ニッケイ新聞 2008年1月5日付け

 サンパウロ州で大量安物販売のメッカとされるヴィンテシンコ・デ・マルソ通りの商店街で、早くもカーニバル商戦が熱い火ぶたを切って落とされた。カーニバルに使用される飾り付けの品物や化粧水、スプレー、仮面など所狭しと店頭に並べられ、カーニバル気分を盛り立てている。
 これらは、クリスマス商戦が終わった翌日には差し替えられているものだ。カーニバルが今年は二月初めになることで、年末商戦とカーニバル商戦の時間間隔が短いのは店側の憂慮するところだ。大量に商品を売りさばくのには、支障があると危惧している。
 店側では二〇〇六年カーニバルの一〇%増の売上を期待しているものの、開催が一カ月を切ったことで販売期間が短くなり、二〇〇七年並みの売上に終わると悲観視している。