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ニッケイ新聞 2008年1月5日付け

 ニッケイ新聞は、本日五日付けが今年最初の通常紙面発行となります。今年もご愛読のほどよろしくお願い申し上げます。
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 リベルダーデもちつき祭りの当日は、朝から、じっとしていても汗がふき出してくるほどの暑さ。時間とともに気温も上がり、もちつきが終わるころには、まさしく猛暑。そんな中でも、紅白もちを求める人の列はジョン・メンデス広場の裁判所ビルに届きそうなほど長く続いていた。列の一人に尋ねると、もちを受取るまで一時間待ったそう。暑さのため気分の悪くなった人もいた。にぎわうのは結構だが、せっかくのもち祭り、次回からはもっとスムーズに渡せるよう工夫してほしいもの。
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 本紙投稿欄「ぷらっさ」に多数の文章を寄せていた南マ州カンポ・グランデ在住の成戸正勝さん(大阪府出身、帰化人)が、昨年十二月三十一日午前十一時頃、肺気腫のため同市内の病院で亡くなった。享年八十四歳。八カ月前ほどに体調を崩し入院、その後は自宅で療養していた。元ビアジャンテの成戸さんは本名や「朧居」などの筆名で本紙ほか、ブラジル日系文学、コロニア詩文学、俳誌、サンパウロ詩話会など多方面に作品を寄せていた。葬儀は三十一日夜に市内パルメイラ墓地で営まれた。初七日ミサは六日午後七時からドン・ボスコ教会で行われる。