ニッケイ新聞 2007年12月28日付け
百周年協会がリッファを始めたらしい。らしい、と伝聞の形を取るのは、さっぱり広報活動をせず、すると言った約束を守らない同協会へのささやかな嫌味だ。
リッファについては、二世幹部たちが長らく反対していた。この段階で始めたと聞くと、ようよう金策に窮してか―と勘繰らざるを得ない。
一口二十五レアルの五万口(総額百二十五万レ)が目標だという。
広く協力を呼びかけるようだが、今まで疎遠だった各地方でも独自事業が始まっている。「何を今更」との声も聞こえてこよう。ちなみに抽選日は三月末。
西林万寿夫在聖総領事の言を借りれば、「〇七年は仕上げの年」だったが、それとは全く程遠い現状にあることは、誰の目にも明らかだ。
協会事務局は二十一日を仕事納めに、二週間の休暇中。全くオメデタイと言うほかない。(剛)