コラム　オーリャ！

ニッケイ新聞　２００７年１２月２１日付け

　かつてない醜聞に県連が揺れている。大西博巳副会長が松尾治会長、加藤恵久副会長を批判したＦＡＸ文書を全県人会に送りつけた件だ。
　本来ならば、執行部内で話し合うべき問題だがここまで表面化したら、どう収拾を図るべきか。
　しかし、大西副会長、広島だけに「仁義なきやり方」ではある。鳥取・大山のように穏やかな加藤副会長もさすがに「辞表を出すべき」と死火山が爆発。
　大西罷免―との厳しい意見もあるようだが、まとめ役である松尾会長の責任を問う声もある。大西副会長の批判に一理、というわけだ。
　松尾会長は、広島県知事を表敬訪問、百周年に招いた。年三回ある中国ブロックの催しの牽連にも影響が出るかどうか。
　さあナタルに正月、カーニバル―。来年三月の改選が松尾会長中心に玄界灘の如く荒れることはあるか。　　（剛）