ニッケイ新聞 2007年12月4日付け
バイア州の不正入札を捜査する連邦警察の「白い上着」作戦は、同州会計検査局のオノラット長官を二十二日拘束し二十六日、釈放した。同長官は五日間首都で留置され、ホっとした表情でサルバドール市へ帰宅とエスタード紙が報じた。特別留置所とはいえ、自分の家が一番よい。
「連警が五カ月前から会計検査院に出入りしていたが、まさか私を逮捕するための捜査とは知らなかった」と記者団の質問に答えた。留置所に入って自分が疑惑の標的になっていたことが分かったという。
連警は、州高官や市助役、事業家十七人を拘束し、不正入札で六億三千万レアルを横領した容疑で調べていた。連警の話では、同長官が不正入札にめくら判を押していたという。