ニッケイ新聞 2007年12月4日付け
【ポンペイア】当地文協カラオケ部員四十八人が、去る八日夜から、バスでゴヤス州カルダス・ノーバへ三泊四日の慰安旅行を行った。「二千粁三州またぐ夏の旅」であった。三年ぶりのカルダスは、一段と高層ビルが立ち並び、人口も七万人と一大観光都市に変貌していた。
九日朝、太陽ホテルに旅装を解き、プールに入る。ホテルの内庭で昼食をとり、ポウザーダ・リオ・ケンチまで足を伸ばし、新しくできたホットパークへ。さまざま設備があり、その規模の大きさに圧倒された。「浮き袋に寝そべる水着彩りぬ」。週末には多くの自家用車のほか、バス四、五十台が団体客を運んでくる、というガイドの話だった。
ホテルへ帰って夕食。翌十日、婦人たちは待望のショッピング・セーラ・ベルデへ買い物に。入り口にでんと置かれた巨大な紫水晶の原石をみて、ゴヤスに来た、と実感した。午後は温泉プール。夜の食事は「和食」だった。
十一日、カフェのあと帰路へ。ミナス州のプラッタ市を経由した。沿道に広がる牧場、大豆畑、カンナ畑。未来の大国といわれるブラジルを実感し、希望を持った四日間だった。(須賀得司さん通信)