ニッケイ新聞 2007年11月29日付け
日本人向けのフリーメイソンを創立したのは、進駐軍最高司令官のマッカーサー元帥という話は有名。山内さんは訪日した折り、わざわざ日本のロッジを訪ねて儀式に参加したが、「英語でやるから良く分かんなかったよ」と残念そう。インターネットで調べてみると、日本語のみ、英語のみ、日英両方で儀式を行う三種類のロッジがあるという。創立者が創立者だけに、英語でやるとなんだか進駐が続いているみたい?!
◎
近頃リベルダーデの町では、そこここで移転・改装・新装工事。外壁をそのままに地下深くを掘り下げている某病院の近くでは、大手銀行の新店舗が完成間近。中国系の食材店はレストランを併設し、日本の食器など扱う店も近頃改装が終わって再オープンした。活気があるのは結構だが、一方で日系の写真店や宝石店、日本食レストランなど、古くからの日系商店が町の中心から移転する例もあり、こちらは少々さびしい気も。
◎
愛知県名古屋市で二十五日、同地商工会議所が主催する「NAGOYA UNDOUKAI(運動会)」が開かれた。在住外国人との交流を目的に開かれたもので、今回で三回目。地元「名古屋タイムス」によれば、ブラジル、中国など三十カ国・地域の外国人三百人と日本人三百人が参加、日・英・ポ・中の同時アナウンスが流れる中、玉入れ、綱引きなど各種目を楽しんだそうだ。名古屋といえば、日本で二番目に在日ブラジル人が多く住む自治体。参加者の中には、訪日前に地元文協の運動会に参加していた人もいたはず。日本で故郷の「UNDOKAI」が懐かしくなる?