ニッケイ新聞 2007年11月24日付け
本当に偉い人ってそんな人じゃないですか?―。そう援協関係者に言わしめるのは、毎月二千レアルを援協傘下施設のスザノ・イッペランジャホームに寄附し続けている中村マリーナさん。
話では六年以上も前から、援協に世話になったお礼に、と毎月欠かさず寄附をしているそうで、これまでの寄付金を積み重ねたら家や車も買えるくらいの金額だ。
そんな中村さんには援協事務局の職員も会ったことはないそうだ。しかも「中村」は匿名だとか。以前、事務局を通じて本人に取材をさせてもらえないかとお願いしたことがあるのだが、だめだったと記憶している。
自分が○○しました、○○を寄附しましたと頻りに自分の名をアピールする人がいる。しかし、それは逆になぜかいやらしさが伴う。本当の〃篤志家〃とは中村さんのような人を言うように思うがどうだろうか。(泰)