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みずほ村で慈善バザー=旧知の仲間と話がはずむ

ニッケイ新聞 2007年11月07日付け

 みずほ婦人会(井上尚子会長)主催の第三十二回慈善バザーが四日、サンベルナルド・ド・カンポ市のみずほ(瑞穂)文協会館で開かれ、約八百人が訪れた。
 三十二回目を数える伝統のバザー。今年も地元瑞穂植民地の農家による有機野菜販売のほか、各種雑貨を扱うバザーが出店。食堂ではヤキソバ、うどん、すしなど日本食や、婦人会自家製のまんじゅうや桜もち、葛もち、ワッフルなど菓子類も販売された。
 同婦人会の会員は現在約八十人。四十人ほどが定期的に参加するという。「皆が集まってわいわいやるのは、疲れるけど楽しいですよ」と会員の一人。一方、井上尚子会長によれば、近年では婦人会員の平均年齢も上がり、会場、食事など開催準備もたいへんになってきた、という。
 例年の来場者は約千五百人。今年は盆の連休、さらに雨交じりの天候ということもあって客足は半分にとどまったが、老人会が販売した野菜は午前中に完売、やきそばも三百食近くを売り上げた。会場は品物を見定める人や旧知の植民地出身者と話を弾ませる人たちで賑わいを見せていた。
 売上げの一部は日系福祉団体などに寄付されるほか、会館の保全費用などに充てられる。同会の井上ロベルト会長は「雨で来ないかと心配したけど、たくさん来てくれて良かった」と感想を話した。