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ニッケイ新聞 2007年11月07日付け

 三十二回の長い歴史を持つ、みずほ村のバザー。井上婦人会長によれば、このバザー、以前は「サンパウロ近郊で三本の指に入る」規模だったという。日本の品が手に入りにくかった当時は、二千五百人ほどが来場。現在は二、三家族となった野菜農家も当時は多く、中には同地のらっきょうを目当てにサンパウロから訪れる人もいたとか。
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 日本で来日外国人子弟向けの学校が百校に達した。共同通信によれば、九割以上にあたる九十四校がブラジル人向けで、そのほかに伯以外の南米諸国、インドネシア、フィリピン、インド人向け。朝鮮、中華学校、インターナショナルスクールなどは入っていない。大半は法的裏付けのないもので、資金難の問題を抱える所も多いという。分かっているだけでこの数字。実数はどのくらいになるだろうか。
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 日系三世らの就労査証厳格化への直接のきっかけとなった〇五年末に広島で起きたあいりちゃん殺害事件。ペルー人、ホセ・マヌエル・トレス・ヤギ容疑者の控訴審を前に刑の厳罰化を求める署名約七千が広島高裁に提出された。署名には、死刑を求める声も多いよう。