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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2007年11月01日付け

 去る十月二十八日に宮城県人会館で行われた「第三十五回宮城県人会敬老祝賀会」の取材に出かけた。現在母県から敬老祝い金を出しているのは、宮城と愛知県人会だけ。しかし、愛知の対象者は白寿者だけとなっていて、年に一人か二人いれば良い方だとか。
 宮城では毎年七十歳以上の会員に支給されている。だが、代理人でも実際に宮城県人会館まで足を運んでサインをしないと受取れないとか。今年は支給額が五千円に減額されたため遠い所からの参加は難しくなっている。
 ブラジル内で三十五回も続いているのは宮城県人会だけだが、来年には廃止の可能性が濃厚だ。年に一度集まって顔を合わせて話をする機会になるだけに関係者は嘆いている。母県からの決定だけにブラジルからではどうしようもないものだが、なるべく続けて欲しいと思う。     (坂)