ニッケイ新聞 2007年10月25日付け
先週末に行われたブラジル大分県人会創立五十五周年記念式典。母県から知事をはじめ、議長らも来伯し、同県人会会員らも詰め掛け、盛大に行われた。
今回の式典には他の南米地域からも参加していた。その中にボリビア大分県人会の木村翰由(もとよし)会長の姿もあった。話をしていると開口一番に「大分県人関係者だけで、これだけの人が集まるのは羨ましい」と本音をポツリ。
現在のボリビアで大分県人会の会員は、七家族と減少の一途を辿っている状況。式典開催も各県人会ではなく、合同でしか行えない。そのため、母県からも参加することはまずないとか。
ブラジル国内でも各県人会の会員が減少していることに頭を抱えている。しかし、現在でも、各県人会で式典やイベントを行える状況は、ありがたいことだと考えるべきだろうか。 (坂)