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6施設6百人が参加して=療育音楽フェスティバル=21日

ニッケイ新聞 2007年10月16日付け

 ブラジル療育音楽ボランティア協会(ABVM、山下忠男理事長)とブラジル連邦政府公益法人主催の「第十九回フェスティバル・ド.レ.ミ.」が今月二十一日正午から午後四時まで、サンパウロ市ペーニャ区のゴールデン・ハウス(Av. Condessa Elizabeth Rubiano,2100)で開催される。山下理事長はじめ、京野義男実行委員長、渡部英子副理事長、京野アパレシーダ理事が案内のため九日来社、来場を呼びかけた。
 参加するのは赤星式音楽療法「療育音楽」の訓練を受けている希望の家福祉協会、ペーニャ身体障害者センター(CENHA)、タトゥアペ養護学校、父母・友人知的障害者協会(APAE)、サントス厚生ホーム、スザノ・イッペランジャホームの六施設。
 障害者児童や高齢者ら、約三百人が歌や楽器演奏を披露する。家族や施設職員など約三百五十人がボランティアで参加する。
 同音楽療法は東京ミュージック・ボランティア協会会長の赤星建彦氏が一九七一年に始めた療育法。手を使うことで脳の活性化や呼吸機能を改善し、知的障害者や高齢者のリズム感覚の復活や養成に効果がある。
 同協会では、ブラジルで唯ひとりの同音楽療法士、高尾もみぢさんが指導したボランティア約三十人が定期的に各施設を訪問し、指導をおこなっている。
 案内に来社した関係者らは「園児や高齢者にとって一年に一度の発表の場は大きな楽しみ。ぜひ大勢の人に足をはこんでもらいたい」と話した。
 問い合わせは、同協会(11・5572・4339)まで。