ニッケイ新聞 2007年10月16日付け
天野鉄人――。リベルダーデ区に所有する土地を懐刀に、県連、文協、援協、百周年にセンター建設案を持ちかけ、煙に巻いてきた人物だ。
文協の講堂などで度々説明会をぶち、コロニアを戸惑いと失笑の渦に巻き込むなど、百周年を彩る特異なキャラクターとして、本紙では紙面を割き、報道してきた。
今回の来伯で表に出ることはなかったが、帰国当日に本紙編集部を訪れ「自分が死ねば、コロニアがなくなる」といつもの天野節を炸裂させた。
次のマッドアマノ・プロジェクトは、サンボードロモで予定されている百周年式典をサッカー場に変更させること。
日本の議員たちに対しすでにFAX攻勢、すでにブラジルの賛同者が署名運動を展開している。
次回来伯は?と問うと「明日にでも!」。時空も喜寿も超えたこの鉄人ぶり。まだまだ楽しませてくれそうだ。(剛)