ニッケイ新聞 2007年10月10日付け
日本チリ修好百十周年を記念して、チリ日本文化協会(アレックス・ヴィダル・バラ―ザ会長)主催の日本文化紹介が、十月の一カ月間、首都サンチアゴ市内の国立図書館とサンチアゴ図書館で開催される。
日本文化紹介のためにブラジルから、藤間流日本舞踊学校(藤間芳之丞会主)の関係者七人が同国を訪問。十六、十八日に同地で日本舞踊を披露する。
同校は、十年前に行われた日本チリ修好百周年の時にも公演を行った。以前の公演が大好評だったこともあり今回も公演の要請を受けた。一回の公演時間は約二時間。公演中には日本語とスペイン語で日本舞踊の説明を行う。
公演の最後には十九世紀のチリ独立戦争の指導者マノエル・ロドリゲスを称えた曲「tomadas de rodriguez」で日本舞踊を披露する。
以前の百周年の時に踊って大好評だったので、今回も是非踊って欲しいとの要請を受けて披露することを決定した。
藤間芳之丞会主、同学校藤間芳翁さん、同学校藤間芳苑さんらが案内のために来社。「少しでも多くの人たちに日本舞踊を理解してもらえれば嬉しいです」と期待を表した。