ニッケイ新聞 2007年10月5日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙四日】八月の工業生産が順調だったことを受けて、全国工業連盟(CNI)は今年の販売と生産をそれぞれ五%伸長するとの上方修正を打ち出した。これは二〇〇四年に新記録を打ち出した時と同様の数字となる。八月度の販売は昨年同月の六・五%増となり、生産稼動では四・三%増となった。
業界を心強くしているのが全般的に好調の波が訪れていることで、これまで九二%のシェアを占めていた食料などの主要部門が八月の時点で六五%にシェアを落とした原因は、他の分野の台頭が顕著になったことにある。特定の分に限らず広い分野で好調に見舞われていると見ている。