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ニッケイ新聞 2007年10月5日付け

 ブラジル観光のスペシャリストを養成――。日本の旅行業界紙サイト、トラベル・ビジョンによれば、伯観光省が日本の旅行会社勤務者を対象とした「ブラジリアン・スペシャリスト・トラベル・エージェント・プログラム」を開始した。英語かポルトガル語を使い、インターネットを通じて行う講座で、今年度は五十人が対象。同省による認定者はスペシャリストとしてブラジル観光公社のホームページにも掲載されるという。来年の交流年を見据えたこのたびの講座開講。大臣の訪日といい、観光に関しては、もう一方の日本よりブラジルの方が積極的に見える。
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 「百年経って正確な名前を残してもらえないのは残念でしょう」――。個人的な思いから笠戸丸の県人移民調査をはじめた赤嶺礎乃子さん。死亡場所、年月日までを特定しようとする試みは、これまであまり聞かなかったように思う。自由渡航者十人を除く第一回移民七百八十一人のうち、沖縄県人は三百二十五人(男性二百七十六人、女性四十九人)で全体の四割以上を占めた。うち百四十四人はアルゼンチンへ移り、定住したという。
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 月刊グアタパラ新聞によれば、先ごろ、同移住地の山形県人会支部と長野県人会支部が、双方の名物である芋煮と五平餅をそれぞれ持ち寄って、合同花見会を行ったという。モンブカ湖畔公園には七十人もの人が集まり、郷里の味を堪能した。五平餅は一本あたり、おにぎり一つ分ぐらいの米が入っているが、「うまい、うまい」と六本も平らげた人までいたとか。