ニッケイ新聞 2007年10月2日付け
【エスタード・デ・サンパウロ紙三十日】南北鉄道は長い間、無用の長物と思われていた。それが中央西部における農産物輸出と一次産品の輸出が急増したため、ブラジルの重要なインフラとして見直された。
ルーラ大統領は二十九日、マラニョン州アサイランジアからパラー州ベレンまで延長を決定、全長一九八〇キロメートルの鉄道になる。政府は直ちに、入札の準備に入った。トカンチンス州ポルト・ナシオナウからゴイアス州ポランガトゥの入札は、手続きが終わり実施される。
当初の計画通りマラニョン州アサイランジアとゴイアス州アナポリスをつなぎベレンに出るとマナウス経済特区の製品がベレン経由でアナポリスまで運べる。これまで本格運行をしていたのは、カラジャスとサンルイス港間だけであった。